オクラホマ州のパトカー
このパトカーには、Police(警察)ではなくSheriff(保安官)のパトカーです。
西部劇などにもよく登場するSheriff(保安官)ですが、Police(警察)との違いってご存知ですか?
実は、西部開拓時代にアメリカには警察署や役所がありませんでした。ですので、住民投票で保安官を決めていました。
その後、自治体が徐々に警察組織(Police)を設けましたが、今でもSheriff
(保安官)は廃止されずに残っています。
現在では、Police(警察)は市(City)を管轄する機関。そして、 Sheriff(保安官)は郡(County)
を管轄する機関としています。
ですので、ロスアンゼルスやニューヨークなどの大都市では、Police(警察)機関の規模が多いのでPolice(警察)と書かかれたパトカーが多く、町や集落の多い田舎ではsheriff(保安官)か多いわけです。
ニューヨーク州のパトカー
こちらは、ニューヨークシティのパトカーで、青色と白でシンプルなデザインですね。
カリフォルニア州のパトカー(ピックアップトラックタイプ)
ピックアップトラックのパトカーも活躍しています。
アメリカ全土で警察機関がパトカーに採用している車はアメリカ国内主要自動車である、Ford, Dodge, GMになっていて、一番多く採用されているのが、フォードのパトカー仕様車の「フォード・クラウンビクトリア・ポリスインターセプター」です。
最高速度は150mph
(241.40kph)です!!!!
ちなみに、アメリカではカーチェイスの際にPITマニューバという資格をもった警察官のみ、パトカーを容疑者車両に追突させて停車させる許可が出ています。
日本では考えられませんが、このような理由からアメリカのパトカーはスピードや強度重視の設計になっています。
しかし、最近ではニューヨーク州の警察(NYPD)が環境問題対策のためにトヨタ・プリウスと日産・アルティマなどのハイブリットカーをパトカーとして導入しています。
この先、アメリカだけではなく他国でも日本車のパトカーが増えるかもしれませんね!!!
|